1998年11月18日提出


比較文化論で作ったレポートの発表用レジュメです。 この授業は、後期学生のレポート発表となりましたが、 あまりレジュメを作った人はいなかったので、いっちょやるか! と言う感じでがんばりました。




1998.11.18

チベット問題

〜独立運動の盛んなチベットは本当に中国の一部といえるのか。そしてチベットは独立することができるのか。〜

 

レジュメ

発表者:****** ****

1.予備知識 ・ チベットという所

「チベット」というと、アジアの中華人民共和国・チベット自治区を指す事が現在は多いようです。(図1)チベットは大部分がチベット高地と呼ばれる標高の高い地域です。かつての「チベット」は、中央アジア南部の広範囲に及んでいました。(図1の左側ほとんど)しかし、現在のチベットは中華人民共和国によって統治されています。

 

2.はじめに

○テーマ

チベット問題 【チベット→中国の一部とされている】

独立運動の盛んなチベットは、本当に中国の一部と言えるのか。

そしてチベットは独立することができるのか。

○仮説

    1. チベットは歴史上、中国の一部とは考えにくい。
    2. 中国の支配に問題があるから、独立運動などの問題がおこる。
    3. 現状では、チベットが独立できる可能性は少ない。

 

3.チベットは中国の一部であるか

中国政府 →「チベットはその昔から中国の領土であり、この問題は国内問題である」

仮説 チベットは歴史上、中国の一部とは考えにくい 歴史より検証

630年頃

吐蕃王国がチベット地域を統一した。

領土拡大

長安進駐(長安は唐の首都)

 

1700年頃

事実上の政府ができた…

が、清朝はダライラマをチベットに送り込み統治させた 清の支配

 

1912年

辛亥革命

(清の滅亡)

 

 

ダライラマが「チベット独立を宣言」

孫文が「中華民国」を成立

 

独立国

 

1949年

中華人民共和国成立

 

1951年

チベット協定を突きつけ進駐

 

中華人民共和国の支配

 

結論 チベットは中国の一部ではない

根拠 @辛亥革命のときに独立宣言をしており、中華民国と対等な立場であった。

A中華人民共和国成立後、軍が進駐して支配を行っている。

 

4.中国の支配と独立運動

仮説 中国の支配に問題があるから、独立運動などの問題がおこる。… 中国の支配から検証

4−1.中国が支配する理由

@チベットは元に併合された

元王朝の皇帝とチベットの代表との間で協定を結んだ。

権利が元王朝へと移る

元王朝はチベットを併合したと考えた。

 

A吐蕃王国の領土は中国なり

629年に建てられた吐蕃王国 唐の長安へ進駐 中国の歴史である

 

B中国とチベットは一体的である

13世紀元王朝の版図に組み込まれて以来、中国とチベットは常に一体的である。

それは

中央の政権は何度も変わったが、チベットは常に中央の管理下にあったから

しかし、これらに根拠はない。

4−2.独立運動の理由

チベットを支配し始めてから、中国化を強制的に推し進めた。

(例)農業集団化 人民公社

そのような事が

支配されているチベット民衆の反発が起った。→ 独立運動

 

結論 独立運動が起るのは、中国の支配に問題がある。

根拠 @中国の支配する理由に根拠はない。

Aチベット人への非合理かつ強制的な統治。

 

5.チベットは独立できるか

仮説 現状では、チベットが独立できる可能性は少ない。… チベットの現状から検証

チベットの現状

1949年以降の中国による完全自治 より中国化しようと努力。

多額の資金・技術の投入

チベットの強化と発達 生活・経済水準の向上 (表1)

チベット亡命政府 (チベットが中国に支配された後の1959年にインドなどへ

亡命したチベット人によって作られた暫定政府)

憲法・内閣など、国家としての主権を擁している。

国家の3要素…領土・国民・主権 チベット亡命政府には領土がない。

中国国内問題

@チベットへの多額の資金投与 独立を許すことは出来ない。

A台湾や新彊ウイグル自治区も独立を叫びかねない。

B中国の解体

 

結論 中国の存亡にも関わるので、チベット独立はできない。

根拠 @生活・経済水準を向上させるため、多額の資金を投与している。

A他の独立基調潜在地域に刺激を与え、中国解体まで進んでしまう恐れ。

 

6.まとめ

チベットは

@中国の一部ではない

A独立運動は支配に問題がある

B現状で独立する事は不可能

 

7.参考文献など

 

ペマ・ギャルポ1991『増補版・チベット入門』 日中出版

加々美光行 1989 「中国の周辺民族問題と国際政治の変遷」『現代中国第4巻・歴史と近代化』 岩波書店

中国研究所 1996 『中国年鑑1996年度版』 新評論

(株)綜研 1997 『中国富力』 NTTクリエイティブ

大島寛ほか 1995 『ビジュアル・データアトラス95-96 同朋舎出版

鈴木力ほか 1998 imidas1998 集英社

CD-ROM版世界大百科事典』 日立デジタル平凡社

I LOVE TIBET http://www.tibet.to/

日本チベットホームページ http://www.twics.com/~tsgjp/jthpj.html

チベットに自由を!Free Tibet!! http://www.bekkoame.ne.jp/~srzp/tibet/free_tibet.html

 

8.図および表

 

図1

 

表1

「中国年鑑」P303,351・「中国富力」P286,314,315,327,350~354,364,378,379より作成

 

 

以上






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